新型コロナウイルスの感染拡大を受け、品薄状態が続く『マスク』。店頭に並ぶようになるのはいつ頃なのか…。名古屋にあるマスクメーカー白鳩を取材すると「1-2カ月はかかる」との答えでした。

 その理由は、日本で販売されているマスクは中国製のものが多く、中国でも品薄のため日本に回ってくるまでに時間がかかるということでした。

 使い捨てマスクが無いときに感染を防ぐためにできることを、名古屋市立大学病院で院内の感染予防も担当する看護師に聞きました。

看護師の小川綾花さんによりますと、「あまり神経質にならずに、ガーゼのマスクで代用できる」ということです。

 ガーゼのマスクは、目が粗いのでウィルスの侵入を防ぐことは難しいそうですが、同じくらい大切なのは、のどを乾燥させないこと。

 マスクをすることでのどの中の湿度を上げることができるので、気管や喉の粘膜の乾燥を防いで、体内に侵入しようとするウイルスに対して、防御力を高めてくれるそうです。

 代用品とはいえ、感染者からの飛沫感染を防ぐのに一定の効果が期待できるので、何枚か替えを持つことや、こまめに洗濯すること、またうがいをしたり水を飲んだりすることが大切です。