東京五輪・女子マラソン日本代表の最後の1枠を賭けた名古屋ウィメンズマラソンは、3月8日(日)に行われます。三重県津市出身の岩出玲亜選手は、去年のマラソン代表選考レース「MGC」で、まさかの最下位。最後の挑戦を前に「名古屋で決めたい」と語りました。
3月8日、東京五輪・女子マラソンへの最後の切符をかけた、名古屋ウィメンズマラソンに出場する、三重県出身のプロランナー、岩出玲亜選手。

3年前に実業団を離れ、プロという立場でオリンピックを目指してきました。
岩出選手:
「中学生の時からオリンピアンになりたいというのは、(同じ三重県出身の)野口みずきさんを見て思っていたので、でもそれがもっと簡単に達成できると思ってたんですけどね(笑)」
契約しているスポーツメーカーにあるのは、充実したトレーニング施設。

効率の良い走り方を目指した、ウエイトトレーニングに、徹底した栄養管理も。

全てはオリンピックという夢のためです。しかし…。
夢への切符をかけた、去年9月のMGCでは、思うような走りができず、結果は最下位。
岩出選手:
「もう完敗でしたね。でも最後まですごく応援をみんな残ってしっかりしてくれたので…」
最下位にもかかわらず、背中を押してくれた応援のありがたみ。

岩出選手:
「こんなに私のことを応援してくれる人がいるなら、ここでへこたれちゃダメだなと。やっぱり沿道からの応援というのはすごく大きなものに変わったし、それがすごくありがたいことだなと感じました」
オリンピックへ、代表枠は残り1つ。
ラストチャンスに選んだ舞台は、去年まで5年連続で出場してきた名古屋。地元も近いこの場所で、これまでも応援を力に変えてきました。

岩出選手:
「ベストを出したのも名古屋だし、私にとってはすごく縁起のいい場所だと思っていて、やっぱり1番名古屋で勝ちたいという思いが強いし、名古屋で優勝して決めたいなと思っています」