岐阜市で新型コロナウイルスの集団感染=クラスター発生と認定されたナイトクラブ「シャルム」。従業員や客だけで現在17人の感染が判明しています。

 そのうち、これまでに4月から美濃加茂市の「のぞみの丘ホスピタル」に勤務している1人を含め、岐阜大学病院の医師3人が、3月26日に「シャルム」を利用し、4日感染が判明。岐阜大学病院は、4月19日まで外来の診療ができなくなりました。

 さらにこのうちの1人、30代の医師からは、0歳の乳児の娘にも感染。「シャルム」が入っているビルの別の飲食店を利用した男性にも感染が広がっています。

 この別の飲食店を利用した男性はクラスターには入っていないものの、シャルムのクラスターは18人となっています。

 また愛知県警のクラスターでは、警察官だけで17人が感染。この17人は、今年1月から3月末まで県の武道館に65人が集まり、剣道や剣道の稽古をしていました。

 ここからは30代の警察官の妻と、同居の母親、さらに多治見市に住む親戚の0歳の乳児の女の子に感染。そのほか、別の警察官からもそれぞれ妻や親戚に感染しています。

 さらに、愛知県武道館で、3月27日に一緒に稽古していた県外の大学生2人にも感染が確認されています。

 愛知県警のクラスターでは、これまでに24人が感染。愛知県警は武道館にいた34人と、感染者と接触した可能性がある合わせて96人の警察官に対して、自宅待機の措置を取っています。