家での過ごし方として、毎日の天気予報が少し楽しくなるような“工作”があります。ぜひご家族でチャレンジしてみてください。雲の形と名前を知れば、あなたも雨の予測が出来るようになるかもしれません。

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①雲図鑑の台紙.jpg

②雲の名前の種類.jpg

 用意するのは木工用ボンドと、白と灰色の綿2種類。色は墨などにつけて乾かし色付けしました。この綿で雲の形を表現します。

 空は高さによって「上層」「中層」「下層」と大きく3つのグループに分けられます。

 まずは7km以上の「上層」の雲から…。

『巻雲』:筆で描いたような雲で、別名「すじ雲」と呼ばれます。

『巻層雲』:薄いベール上の広がった雲です。巻層雲は綿を手で広げて、ベールのように薄く作りましょう。

『巻積雲』:小さな粒状の雲で、別名「いわし雲」と呼ばれます。指で綿をコロコロ丸めて、細かい雲をいっぱい作ります。

 つづいては2~7kmの「中層」の雲です。

『高積雲』:うろこ状の雲で、別名「ひつじ雲」と呼ばれます。前述の「巻積雲」よりひつじの様にもこもこを意識して作ると、上手にできます。他にも中層には『高層雲』と『乱層雲』も含まれます。

 そして2km以下の「下層」の雲は2種類です。

『層積雲』:うねうねとした低いところにある雲です。

『層雲』:地面につくと霧になる雲で、別名「きり雲」と呼ばれます。霧雨の様に感じられますが、これは雨雲ではありません。

 ここからが重要な雲です。

『乱層雲』:しとしと長時間にわたり雨を降らせるのが特徴です。白と灰色の雲の違いは「厚み」の差。薄い雲は太陽光が透けるので、白や明るい色に見えます。灰色の綿で、かなり厚みをもたせて作りましょう。

『積乱雲』:狭い範囲に強い雨を降らせる雲で、別名「入道雲」。雹が降ったり竜巻ができたり、集中豪雨になる事があるのもこの雲です。

『積雲』:別名「わた雲」と呼ばれます。「積雲」は「積乱雲」に発達することもあります。

 10種類の雲の中で、実はたった2つの雲しか雨を降らせません。