愛知県美浜町で、見た目がまるでバナナのような珍しいウナギが見つかりました。

 愛知県美浜町の南知多ビーチランド。ここに8月8日から展示されている、「あるフルーツ」そっくりのウナギ。そのコーナーでは…。

女の子:
「ヘビみたいに長いよ。色はバナナ、キリンとバナナ」

男の子:
「バナナみたいな色だった。おいしそう」


黄色の肌に、黒のまだら模様。確かに「熟したバナナ」のようです。

食べるマネをする女の子:
「バナナ…バナナいただきます」

 8月5日、蒲郡市内の漁港で魚をとっていた男性が発見したこのウナギ。一体なぜ、バナナみたいな模様になったのでしょうか。

南知多ビーチランドの飼育員:
「黄色はもしかしたら、エビの色素なんじゃないかなと思うんですけど」


雑食で、ミミズやエビなどを食べるというウナギ。突然変異の可能性もありますが、エビに含まれる色素が関係しているのではないかといいます。

 ところでウナギといえば、香ばしいのがおいしい蒲焼ですが、この「バナナウナギ」を食べてみたいか来園者に聞いてみると…。

女性:
「私はちょっと大丈夫…。お吸い物程度でいい、肝だけいただいて」

別の女性:
「食べられる気がしない。腐ったバナナみたいな感じがして」

少し熟しすぎているためか、食欲はそそられないようです。

 実は、南知多ビーチランドには他にも変わったウナギがいます。

南知多ビーチランドの飼育員:
「5年前に武豊町で一般の方に釣っていただいたものなんですけども、元々は白と黒とオレンジ色っていう3色だったんですけども、だんだんオレンジ色が抜けて白黒になりました」

「バナナウナギ」の隣に展示されているウナギは、当初は黒に加えて、オレンジ色と白の3色模様だったそうです。現在はオレンジ色が抜け、白黒の2色になったといいます。

 今後、「バナナウナギ」も色が変わるのか…。

南知多ビーチランドの飼育員:
「変わっていくかもしれませんね」


南知多ビーチランドでは「バナナウナギ」の色が変化するか観察しながら、展示をしていくということです。