愛知県独自の緊急事態宣言は24日で解除されますが、具体的に何が変わるのでしょうか、日常生活で気を付けるべきことは何か変わるのでしょうか。

 県は、新型コロナの感染状況に応じて警戒レベルを4段階に分類していて、「緊急事態宣言」の期間中は最高レベルの赤の「危険」でした。

 宣言が解除される25日以降はオレンジの「厳重警戒」に変更になります。

 24日までは名古屋・栄のテレビ塔やオアシス21は危険を示す「赤」にライトアップして警戒を呼びかけていますが、25日からはオレンジに変わります。

 ただし、私たちが気を付けるべきことはほとんど変わりません。

 県をまたぐ不要不急の移動については引き続き自粛を要請しています。また5,6人以上の大人数での会食や宴会を控えてほしいとしています。これは引き続き感染状況が予断を許さないためです。

 感染者の年代別の内訳をみると、7月下旬までの累積では4分の3以上が30代以下の若い世代で、60代以上はわずかでした。

 一方23日までの累積では、30代以下の割合が減り、逆に60代以上の高齢者の割合が17.5%にまで増えています。また中等症、重症の患者も増えています。

 こうした状況について大村知事は「東京や大阪と同じ傾向だ。中高年への広がりは警戒が必要」としています。