コロナの影響で外食を控える今、“他では見かけないちょっといいモノが揃う「北野エース」が注目を集めています。売れ筋を調査しました。

■醤油だけでも150種…ちょっといいモノが揃う「北野エース」

 全国に96店舗、愛知県内には5店舗ある、食のセレクトショップ「北野エース」。

女性客:
「変わった商品が多い。楽しい」

別の女性客:
「普通のスーパーでは手に入らないような、ちょっと変わった食材とか。見ているだけで楽しくて、これ珍しいと思ったら買っちゃうみたいな」

 各地から取り寄せたモノに、プライベートブランドまで、他にはないモノが豊富なのが魅力です。例えば醤油だけでも、約150種類揃います。どんなモノがあるのか、見ているだけでも楽しむことができます。

 「北野エース」では、巣ごもり需要で今“ちょっといいレトルト食品”や”手軽に食べられるモノ”が売れています。

 今回は、中でも人気の高い「ごはんのおとも」、「ドレッシング」、「レトルトカレー」です。

■かけすぎ注意…そのぷちぷち感がたまらない「ごはんのおとも」

 まずは、愛知県内の店舗ではダントツの人気を誇る「ごはんのおとも」から。その売れ筋3位は、「食べるラー油と柿の種」(756円)。

その名の通り、柿の種がたっぷり入った食べるラー油です。ザクザクとした独特の食感に加え、辛さとガーリックの風味が食欲をそそります。

 第2位は、「焼き塩さば」(499円)。鯖をオホーツクの海水で作った塩と昆布に漬けて焼きました。濃いめの味付けとしっかりとした身で、食べ応えがあります。

 おすすめの食べ方がお茶漬けです。刻んだ大葉をのせるだけで見た目も豪華に。自宅でちょっとした料亭気分に浸れます。

 売れ筋の1位は、「ぷちぷち鮭ほぐし」(599円)。国産の鮭にカラフトシシャモの卵を合わせました。

上小田井店の店長が「ついつい食べ過ぎてしまうので、かけすぎ注意で」と話すこの商品。

スタッフの評価も高く、お昼にかけて食べている人も多いそうです。

■新鮮なサラダでプチ贅沢を…本格派「ドレッシング」

 続いては、「ドレッシング」です。全国から集められたおよそ170種類の中で、売れ筋3位は、「ジャポネシーザードレッシング」(598円)。

本場パリにも店を構えるフレンチシェフの黒岩功さんが手がけました。濃厚なチーズに香ばしい醤油、そこにかつおだしのうま味を加えた新感覚の味です。

サラダだけでなく肉や魚、揚げ物にもマッチします。

 第2位は、「花様ドレッシング」(431円)。

大阪に8店舗を構える自然派レストランが、1万人以上の客のリクエストに応えて商品化しました。ほんのり感じるかつおの風味と絶妙な塩加減で、野菜本来の味を引き立てます。

 ドレッシングで最も売れているのは、「大人のためのにんじんドレッシング」(540円)です。

店長:
「不動の第1位です。ニンジンもちょっとクセがあるかな、と思うんですけども、全然クセがなくて。子どもからのリクエスト、と買われるお客様も多いですね」

クセはないものの、ニンジンの甘みは前面に。醤油や白だしのうま味が加わって、大人から子供までみんな大好きな味です。

■これ本当にレトルト!?驚きの「レトルトカレー」

 最後は、北野エースの代名詞「レトルトカレー」です。パッケージをまるで本のように並べることから、“カレーなる本棚”と呼ばれます。北海道から沖縄まで、全国のご当地カレーがおよそ300種類と充実しています。

また去年、「カレーなるレトルトカレー大賞」と称して3部門に分けて、全国のスタッフで人気投票を実施。各部門の1位はどれもレトルトとは思えないモノばかりです。

 “お肉部門”第1位は、「飛騨牛ビーフカレー」(980円)です。

岐阜県大垣市にある精肉会社吉田ハムが手掛ける飛騨牛がゴロっと入った贅沢なカレーです。表面を焼いてから煮込むことで、噛んだ時にうま味があふれます。

 “ご当地部門”第1位は、「かきカレー」(540円)です。かきは広島産でプルップル。

ルーにもうま味が溶けこんでいて、かきマニアも唸るほどのおいしさです。

 “名店部門” の第1位は、「牛テールカレーゴロット」(1782円)です。

男性のこぶし大はある大きな牛テールがゴロっと入り、見た目から豪華なカレーです。しかも牛テールはしっかり煮込まれていて、スプーンで簡単にほぐれるほど柔らかです。

 最後は、番外編の”インスタントラーメン部門”です。70種類の中の第1位は「ラッポッキ」(734円)。

ラーメンとトッポギが一緒になった韓国の屋台グルメで、甘味もありますがむせるほど辛くクセになる味です。

 外食を控えることが多い今、たまには「北野エース」の“ちょっといいモノ”でプチ贅沢はいかがですか。