愛知県大府市の静かな住宅街に、どこか懐かしい雰囲気の漂うカフェを見つけました。

一見、民家のような店構えのカフェ「はたけぞく」。

隠れ家のような感じと古民家を活かした店内の造りが魅力的です。

天井も高い古民家で、もともとは住宅だったものを改装したそうです。

ランチで出していただいたのは、「季節の野菜プレート+チキンの酒粕焼き(1500円)」。

使われている野菜は、すべて自家製です。

野菜だけでなく、例えば「ナスの蒸し煮」にかかっているのは、高野豆腐をくずしたものに味噌を和えたもの。

この味噌も自家製というこだわりです。

プレートに一緒に添えられた「ピーマンと赤タマネギのサラダ」は、生のナスも入っています。

ナスを生で食べる機会はあまりありませんが、この店のナスは生で食べても柔らかくておいしいサラダになっています。
店主の杉山さんは山梨県出身で、東京の下着メーカーに勤めていましたが、野菜作りに魅せられ、自然栽培にこだわるうちに大府にたどり着いたそうです。

杉山さんは、この店で野菜のおいしさを知ってもらい、農園に足を運んでもらいたいと話しています。

やさしい野菜の味には、店主の情熱が詰まっていました。