新型コロナウイルスのワクチン接種は、65歳以上の高齢者からスタート。

 4月12日から順次拡大していき、接種が本格化するのは26日以降となります。ワクチン数は、4月5日からの週に2回接種の想定で5万人分が配送され、このうち愛知・岐阜・三重にはそれぞれ1000人分が配られます。

 翌週は25万人分が追加配送され、愛知・岐阜・三重はそれぞれ5000人分となり、翌19日からの週も同じ量のワクチンが配送されます。

 河野担当相は「6月末までに全国の自治体に必要な量全てを配送できる見通し」としていますが、対象となる高齢者は3600万人いますから、4月の段階で接種できるのはまだごく一部ということになります。

 接種の優先順位については、「例えば最初は100歳以上に発送する、次は95歳以上に発送する。あるいは、この地域から順番に地域を広げてやっていく。そのへんのことは、(自治体に)ぜひ考えていただきたい」と、自治体に委ねられているのが現状です。

 高齢者のあとには、基礎疾患のある人や高齢者施設の職員と接種の範囲は広がりますが、世界的なワクチン不足でEUの輸出規制が続いていて、いつどれだけ日本がワクチンを確保できるのかは不透明。

 最終的にすべての人を対象にした接種がいつ始まるのか、具体的な時期は見通せていないのが実情です。

 また愛知県は2日、高齢者のワクチンの各市町村への割り当てを、上記のように発表しました。1箱は975回分で、人口の多い市町村から順に割り当てます。