医療従事者の次に始まる高齢者向け新型コロナワクチンの供給と接種の状況について、愛知県では第1弾が4月5日の週に国から2箱供給されます。1箱はおよそ500人分で、計1000人分。この2箱はいずれも人口が多い名古屋市に割り当てられることが決まっています。

 第2弾は、4月12日の週に10箱、およそ5000人分届きます。この10箱のうち2箱は名古屋市に、残り8箱は豊田、岡崎、一宮、豊橋、春日井、安城、豊川、西尾にそれぞれ割り当てられます。

 割り当ての基準は人口の多い自治体から順番になっていて、ワクチンが配送されていく中で、名古屋市では4月14日から高齢者への接種を始める予定になっています。

 第3弾は4月19日の週で、この週も10箱届きます。名古屋市に2箱と、残り8箱は刈谷、小牧、稲沢、瀬戸、半田、東海、江南、大府に1箱ずつ配られます。

 4月26日の週には54すべての市町村に1箱、およそ500人分ずつが届けられる予定になっています。

 続いて岐阜県では、第1弾は4月5日の週に2箱、およそ1000人分が到着し、すべて岐阜市に割り当て。第2弾は4月12日の週で、大垣、各務原、多治見、可児、関、高山、中津川、羽島、土岐、美濃加茂にそれぞれ1箱、およそ500人分ずつ配られます。

 第3弾は4月19日の週で、瑞穂、恵那、郡上、瑞浪、海津、本巣、下呂、山形、飛騨、美濃にそれぞれ1箱、およそ500人分ずつが配られます。そして4月26日の週には42すべての市町村に1箱、およそ500人分ずつ配られるということです。

 三重県は4月5日に届く2箱の配布先を、国への報告期限である11日までに決める方向で調整しています。その後12日の週に10箱、19日の週に10箱、26日の週には残りの市町の分が国から届く予定になっていますが、割り当てについては市町と調整して今後決めることになっています。

 4月に届く住民接種用のワクチンの各市町への割り振りが決まっていないことについて、鈴木知事は「高齢者の人口の数など、客観的な基準で判断し勘案したうえで決めていきたい」と話していて、近々公表するとしています。