愛知県にコストパフォーマンスが最強と評判の「スーパーヤマト」があります。精肉加工会社が運営しているスーパーのため、狙い目はもちろん“肉”です。
1グラム約1円の国産ブランド豚の「ロースしゃぶしゃぶ」や、約250グラムの鶏モモ肉をまるっと揚げた300円のチキンカツなど“最強のコスパ“の肉系アイテムが数多く揃っています。
■人気メーカーの商品を大幅値引き…卸売業者とのネットワークをフル活用し実現

「スーパーヤマト」は、32年前に誕生。現在、愛知県内に3店舗を展開する、地元密着型スーパーです。店に入ると、大きく張り出されたたくさんの値札が目に飛び込んできます。卵や牛乳など、食卓に欠かせない食品がお値打ちに販売されています。

常連客:
「ちゃんとしたメーカーで、安いんです」
注目は値引き率。人気メーカーのアイテムが半額以下になっていることも珍しくありません。安さの秘密は仕入れにありました。

ヤマト江南店の店長:
「何か安い情報があれば、すぐに駆けつけて取りに行く感じです。県外でもどこでもいきます」
卸売業者との強固なネットワークを生かし、幅広く情報をキャッチ。この低価格を実現させています。
■国産ブランド豚が1グラム1円…低価格の肉を使い勝手の良い小口サイズで販売

そんなスーパーヤマトで、最もハイコスパなのが、“精肉”です。この日の目玉商品の「国産豚ロース肉」は100グラム108円、1グラム約1円で販売されていました。

常連客:
「(通常は)安いのだとパサパサして硬いじゃないですか。やわらかいんですよね、火を通しても」
安さだけではありません。
同・店長:
「意識しているのは(グラムあたり)の単価も大事ですけど、実際にお支払いする金額」

一般的に低価格帯のスーパーでは、1パックあたりの量を増やした、ビッグサイズでの販売が多いですが、ヤマトでは使い勝手を意識し、通常の小口サイズにこだわります。

「国産豚バラ肉」は一般的なスーパーの価格は130円のところ、100グラムで108円です。

「国産若鶏手羽元」は、一般的な価格58円のところ100グラム52円、「国産牛小間肉」も、一般的には260円のところ100グラム214円とお得です。
■精肉店が始めたスーパーだから肉が安い…肉厚ミンチの「あんかけ焼きそば」が一人前90円で完成

スーパーヤマトは、元々は学校給食など、大口顧客向けの精肉加工会社からスタート。自社工場をもち、今ではその大口顧客向けとスーパー用の肉の加工を行っています。そのためコストを大幅にカットでき、この低価格が実現できるのです。

その中でも、人気なのが粗びきの「合い挽きミンチ」です。
同・店長:
「あえて1度しか挽いていないものですから、肉感が残るんですよ。これはうちの看板商品ですね」

精肉工場で毎朝挽いている合い挽きミンチは、一般的なスーパーより肉厚で、価格も100グラム85円とお値打ちです。
その合い挽きミンチ(60グラム50円)と「もやし」(半袋10円)、「焼きそば」(1袋11円)、しょうが(5円)、調味料(20円)を使って「あんかけ焼きそば」を作りました。

もやしとミンチを中華風のアンとからめ、焼き目をつけた焼きそばにかければできあがり。1人前約90円。スーパーヤマトのハイコスパレシピです。
■総菜売場の“コスパ最強”アイテム…大ぶりの鶏モモ肉をカリカリに揚げたチキンカツ

総菜も人気です。生姜焼きにエビフライなどのメインに、卵焼きや煮物などの副菜もたっぷり入った270円の弁当など、コスパ最強の総菜が並びます。

中でも特に評判なのは、「チキンカツ」(303円)です。
常連客:
「お惣菜のチキンカツってムネ肉が多いじゃないですか。モモ肉なんですよ。だからやわらかい」
同・店長:
「大サービスです。だいたい250グラムの鶏モモ肉をまるっと1枚なので、かなりのボリュームです」

そして何度食べても飽きないように、甘酢や味噌など、その味付けもバラエティに富んでいます。
お惣菜コーナーの正面にある調理場で、無くなり次第揚げていくので、いつでも揚げたてが購入できます。大きな「チキンカツ(味噌)」(335円)を3等分し、キャベツ(10円)、ご飯(20円)で味噌カツ丼を作ってみると、1人前約150円で完成しました。

味もボリュームも間違いなし。スーパーヤマトのお値打ちアイテムを使って、コスパ最強メニューを作ってはいかがでしょうか。