新型コロナの高齢者向けのワクチン接種について、東海3県のスケジュールの詳細が徐々にわかってきました。

 東海3県には、4月5日の週に国からそれぞれ2箱、およそ1000人分が届き、名古屋市と岐阜市、三重県は津市と四日市市に配られる予定です。

 接種は翌週から始まり、津市と四日市市では12日からの予定です。三重県の鈴木知事によると、この2つの市では「高齢者施設の入所者に接種をしていく考え」を示しているということです。施設でのクラスターの発生を抑える狙いがあります。

 名古屋市は14日からです。市は「医療機関の休診が多い水曜・木曜を中心に実施したい」としていて、ワクチンが届いてから初めての水曜がスタートとなります。名古屋市では区役所での集団接種となる見通しですが、この時点では供給量も少ないので、対象地域など詳細は現在調整中です。

 岐阜市では12日の週に接種が始まる予定ですが、まだ日付や方法などは決まっていません。ただ岐阜県は、高齢者の中でも施設の入所者などへの優先的な接種を推奨していて、岐阜市ではどの施設から始めるのかなどを検討しています。

 12日の週にワクチンが届く三重県の鈴鹿市は、翌週の19日から接種を始めます。

 接種の対象となるのは介護老人保健施設4カ所の入所者およそ500人で、それぞれ併設されている病院の医師が施設を訪れ、接種を行うということです。