岐阜県の高齢者向けのワクチン接種ですが、供給スケジュールはすでに発表されている通り、4月5日の週に岐阜市に。12日の週は大垣市や各務原市など、19日の週は瑞穂市、恵那市など、それぞれ10の市に届けられます。

 そして26日の週には、県内全42の市町村に1箱ずつ供給される予定です。

 接種の開始日について岐阜県内でこれまでに取材した範囲では、明確な日付を発表している市町村はありません。

 どうやって接種していくのか、その方針が見えてきました。

 各市町村に聞いたところ、緑で色付けをしたほとんどの市町村が、現在、高齢者施設から接種を始める方向で調整を進めていると回答しています。クラスターの発生を防ぐため、岐阜県の推奨に沿って高齢者と同時に施設のスタッフなど従事者にも接種する方針です。

 中津川市と池田町、そして東白川村は、どこから始めるのかはまだ検討中としています。

 施設からスタートとなると、例えば岐阜市の高齢者施設に隣の関市から入居していたり働きに来たりしている人、つまり住民票とは違う市町村の施設の入居者や従事者はどうなるのでしょうか。

 岐阜県は国の方針に沿って、基本的に施設が所在する市町村が接種。つまりこの場合は、岐阜市のワクチンを接種する形で調整するよう各市町村に求めています。