高齢者への新型コロナワクチン接種について、東海3県の自治体がどのような順番で実施するのかまとめました。

 愛知県では、高齢者施設の入所者などを優先する自治体が多く、三河地方はほとんどが施設優先となっています。高齢者施設を優先する以外の自治体では、その順番の決め方が異なります。

 オレンジ色で示した自治体は年齢順で、高齢者の中で年齢が高い方から順に接種をします。名古屋市のほか、半田や常滑など、知多地域で多くなっています。

 そして、青で示した自治体は予約の先着順となります。またピンクで示した春日井市は抽選です。インターネットや電話で事前に申し込んだ人のなかから抽選で選ばれます。豊川市は基礎疾患のある高齢者を優先します。

 抽選や先着順をとっている自治体では「不公平感をなくすため」としています。そして、高齢者施設を優先しない理由については、「施設の利用を必要としない高齢者の方のほうが活動的で行動範囲も広く、感染リスクが高い可能性がある」という理由を挙げる自治体もありました。

 岐阜県は、高齢者施設の入所者を優先するという県の方針が示されているため、すべての自治体が高齢者施設を優先する予定です。

 三重県でも、高齢者施設優先が多くなっています。緑色で示した自治体が高齢者施設を優先すると回答しています。

 これ以外の自治体は、オレンジ色で示した東員町と木曽岬町は年齢順。青で示した伊賀市と大紀町は予約の先着順です。

 度会町は、高齢者施設より先に一般の高齢者への接種を進める方針。鳥羽市は離島に住む高齢者を先に接種するということです。