従業員の9割が女性と障害者のチョコレート店に半年間密着したドキュメンタリー番組「チョコレートな人々」。ナレーションを務めた女優の宮本信子さんは、「失敗しても温め直せばまた作れる、人生にもいっぱいある。柔らかくて優しい気持ちになれます」と話します。
■女優・宮本信子さん「稼いで生活していくんだというところが素晴らしい」

半年間密着した、3月27日午後2時放送のドキュメンタリー番組『チョコレートな人々』。ナレーションを担当するのは日本を代表する女優・宮本信子さん。東海テレビのドキュメンタリーは12作品目です。

<宮本さんのナレーション>
「夏目浩次さん。実現したいことがあります。片手が上手に使えなくても、目が不自由でも」
宮本さん:
「情熱と優しさ、もちろん厳しさもあるんでしょうけど、それよりもまず夢とか希望とか。稼いで生活をしていくんだというね、そういうところが素晴らしいと思いました」

宮本さんは2004年、豊橋市の商店街を舞台にしたドキュメンタリー『あきないの人々』のナレーションも担当していました。
<宮本さんの番組ナレーション>
「社長は夏目浩次さん。少年のようなお顔ですが、思い立ったら電車道、一刻ものです」

当時、障害のあるスタッフとパンの店を営んでいたのが、久遠チョコレートの代表・夏目浩次さんです。
あれから17年…。ドキュメンタリー番組「チョコレートな人々」は、その後も多様な人の職場を作り続ける夏目さんの記録でもあります。

宮本さん:
「色んな方の生活と経済と、両方を成し遂げていく。色んな人をたくさん雇って、前のめりでやっていく。そのお気持ちがね、すごいなと思いました」
■宮本さん「人生にもそういう事いっぱいある」…失敗してもチョコレートは温め直せばまた作れる

<宮本さんの番組ナレーション>
「匹田さんは手先が器用なので、飾り付けなどを担当しています」
匹田さん:
「味がビックリするかもしれないように、おいしく作っています僕」

<宮本さんの番組ナレーション>
「誰でも失敗はあります。でもチョコレートは、失敗しても温めればまたやり直せる。そんなチョコレートで叶えたい夢」

宮本さん:
「失敗してもいいと、温め直せばまた作れると。人生にもそういう事いっぱいあるので。柔らかくて優しい気持ちになれます」