医療従事者へのワクチン接種での副反応について、名古屋医療センターの発表と、3月26日に出された厚労省の中間報告のデータを比較します。

 まず発熱は、それぞれ1回目の接種で3%と2.6%。2回目の接種は36%と16.5%でした。厚労省のデータと比較すると低いですが、いずれも2回目の接種の後の方が多いという結果でした。

 また、倦怠感・だるさについても中間報告は23%から67%に増加。名古屋医療センターは6%から18%と、数値は低いもののどちらもおよそ3倍に増えています。

 これまでのところ、名古屋医療センターでは副反応が出た人はいずれも回復しているということですが、これまでの1回目と2回目を合わせて1950回の接種後に、発熱などの症状で欠勤や早退、遅刻をしたのが142件、7.3%ほどだったということです。

 特に、発熱や倦怠感の症状は接種の翌日に出るケースが多いということで、名古屋医療センターの長谷川院長は「接種の2日後くらいまでは、体調に考慮して仕事や日常生活の計画をした方が良い」と呼びかけています。