高齢者への新型コロナワクチン接種の予約で、名古屋市では混乱も起きています。4月22日までに65歳以上の高齢者およそ60万に接種券を発送し順次予約を始めたところ、コールセンターがパンク、市は謝罪しました。

 名古屋市では、6月までに16万5780人分の予約枠を設けていて、26日正午時点では約81%が埋まっています。

 市はコールセンターに125回線を準備し、1日5000件の対応を想定していましたが、実際には22日だけで、およそ1万5000件がかかってきたということです。

 こうした状況のため、26日も100人以上が問い合わせに訪れた区役所もあるものの、予約は電話かWEBからしかできないため、区役所に行ってもWEBの予約方法を教えてもらうことはできても予約自体はできません。

 名古屋市は、ウェブサイトからの予約を勧めています。

 サイトには現在6月末までの枠しかありませんが、ワクチンの供給や会場の調整がつき次第、順次予約を開始するということです。

 個別接種については、厚生労働省が開設する「コロナワクチンナビ」というウェブサイトから受けられる医療機関が確認できます。

 名古屋市の個別接種が始まるのは5月24日の週からのため、まだ2つの医療機関しか掲載されていませんが、最終的には783カ所の医療機関で接種が受けられる予定です。