新型コロナウイルスワクチン接種を巡って、愛知県西尾市の副市長がスギホールディングスの会長夫婦の予約を優先的に確保していた問題は、市やスギホールディングスが謝罪する事態となりましたが、アメリカでは約50人が身分を偽ってワクチンを接種した事例がありました。

 アメリカのCNNによりますと、フロリダ州南部のフロリダシティでは今年3月、医療従事者などが対象のワクチンの優先接種が行われていましたが、対象ではない人たちおよそ50人が、身分を偽ってワクチンを接種したとされています。

 はじめに身分証を持っていない一部の人が医療従事者と名乗り接種会場に行ったところ、スタッフがそれを信じて接種をしてしまいました。

 その後、友人や家族にこのことを「口コミ」で伝え、同じ方法で接種。結局、およそ50人が身分を偽って接種を受けたそうです。