岐阜県の長良川鉄道で長年、駅長を務めた犬の「雪之丞(ゆきのじょう)」が5月、立派に役目を果たし天国へ旅立ちました。駅に設置された献花台には多くの花やメッセージが集まっています。

 多くの人を笑顔にしてきた愛らしい姿…。長良川鉄道の名誉駅長を務めたゴールデンレトリバーの「雪之丞」。

 5月、14歳で天国に旅立ちました。

<寄せられたメッセージ>
「とってもおりこうで可愛い最高のわんこです」

「雪之丞大好き~」
「雪之丞くん感動をありがとう!お疲れさまでした!安らかに」

 雪之丞を偲ぶ献花台には今、多くの花やメッセージが供えられています。

飼い主の香住さん:
「たくさんの方に触れあって頂いて、飼い主冥利に尽きるという感じでやってきましたけど、こんな献花台まで(作ってもらって)感謝です。雪之丞も天国で本当にびっくりしていると思います」

 飼い主の香住さんの厳しいしつけもあり、訓練競技会で何度も優勝していた「雪之丞」。

 地域のイベントなどで人気を集めるようになり、2014年に長良川鉄道の駅長に任命されました。

長良川鉄道の森田運転士:
「人気者ですね。みんなのマスコット的な存在で。いまの献花台見て頂くとわかるんですけど、やっぱりファンの方も多いので、僕もお世話になりました」

 関駅や美濃太田駅で観光列車「ながら」などの見送りを毎週続け、多くの人に愛されたわんこ駅長の「雪之丞」…。

 7月16日まで旧名鉄美濃駅でも「雪之丞」のこれまでの活躍をまとめた写真展も開催されています。