東海3県では各県で大規模接種が始まり、愛知県では7月からはさらに4つの会場で実施されることになっていて、スピードが速くなっています。
 
 愛知県は現在、豊山町の県営名古屋空港ターミナルビルと豊明市の藤田医科大学で5月24日から実施されています。

 対象は空港が「名古屋市」「春日井市」「小牧市」「豊山町」、藤田医科大が「名古屋市」「刈谷市」「大府市」「豊明市」「日進市」「東郷町」で合わせて1日最大3000人で進められています。

 7月からは4つの会場が加わります。1つは名古屋市東区のバンテリンドームナゴヤで、対象は「名古屋市」「瀬戸市」「長久手市」「春日井市」「尾張旭市」です。7月5日から1日最大500人規模の予定です。

 外野席のコンコースにパーティションなどを設置し、プロ野球のデーゲームやイベントの無い日の午前から昼過ぎまで実施するということです。

 ほか3つの会場は、いずれも西三河に7月3日から新設されます。岡崎市の愛知医科大学メディカルセンターでは「岡崎市」「豊田市」「知立市」「みよし市」が対象となります。1日最大500人から1000人規模で、平日の午後と土日も開設されます。

 岡崎市南西部の藤田医科大学岡崎医療センターも会場になります。ここでは「岡崎市」「西尾市」「安城市」「蒲郡市」「幸田町」が対象です。1日最大1000人規模で、土日を含め毎日午後に実施予定です。

 もうひとつは安城市の安城更生病院で、対象は「安城市」「碧南市」「刈谷市」「西尾市」「知立市」「高浜市」です。1日最大840人規模で接種は土日のみの予定です。

 これらの4会場が7月から大規模接種会場として新設されますが、いずれも予約は対象の各自治体で対応する形です。

 このほか東三河でも、豊橋市に会場が新設される見通しです。関係者によりますと6月で営業を終了する結婚式場「マリエール豊橋」を会場とする方針だということです。

 ただ遅くとも9月には建物の取り壊し工事を始める必要があるということで、県が期間や規模など詳細を詰めています。