9日から名古屋市千種区の吹上ホールで、日本最大級の文具の祭典「文具女子博」が始まりました。

 色とりどりのマスキングテープに…。

 布やプラスチックでできた本のしおり。

 1本1本職人によって繊細に手作りされたガラスペンも。

 会場には文具メーカーなど76社が出店し、およそ2万アイテムが販売されています。

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 その一角に、文具らしからぬコーナーがあります。クリームソーダをモチーフにしたバースデーカードや、レターセットに…。

 喫茶メニューの定番、ナポリタンやホットケーキをデザインしたクリアファイルもありました。

40代女性客:
「(文具ブームの)1回ピークが子供の時にきて、なくなって。懐かしいと思ってまた買っちゃう」


50代女性客:
「使わなくても、持ってるだけでテンションが上がる」


30代女性客:
「集めて眺める。(友達と)見せ合う。かわいい、持っているだけで幸せ」

 この「文具女子博」来場者の多くは働く女性です。

担当者:
「(来場者は)20代から40代の働く大人の女性がすごく多くて、仕事で自分が使う文房具とかをお気に入りの文房具を買って、モチベーションを上げるとか。そういった方に人気かなと」


 デジタル化が進み、職場から姿を消しつつある文具。会社からの支給も減ったため、お気に入りのものを自分で用意する女性が増えているそうです。

 こうした背景もあり、5年ほど前から大人の女性の間でブームとなっている文具。アイデアやデザインで一昔前とはちょっと違う「あなた好み」の文具が見つかるかもしれません。

 イベントは7月11日までです。

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