局地的豪雨の後は続く猛暑日に要警戒!
今日の最高気温、名古屋31.6℃、岐阜32.3℃、津29.5℃と平年より低めから平年並の値。放送では「今も上がっていて、私が先程確認した時点での最高気温です」とお伝えしました。ブログ執筆時に確認すると、名古屋31.7℃、岐阜32.3℃、津30.2℃になっていました。津は午後6時50分の値です。
昨夜から愛知と岐阜を中心に局地的な豪雨に見舞われました。愛知では未明に記録的短時間大雨情報が出されました。名古屋市港区、大府市、豊明市、刈谷市で1時間雨量、レーダー解析による値ですが、100ミリを超えたと発表がありました。浸水害に合われた方は後片付けに苦労されていることと思います。お見舞い申し上げます。
午後6時のレーダー画像です。大雨のピークは超えましたが、局地的には雨雲が掛かります。注警報の最新情報は気象庁HPより入手願います。午後8時10分時点では変更ありません。大雨の降った所は引き続き土砂災害などに注意。
なぜ、こんなに雨が降ったのか。午前3時の実況天気図です。太平洋高気圧の勢力が東海沖で弱まり、地上の気圧の谷を形成していました。この谷の東からは南よりの暖かい湿った空気(赤い矢印)が流入、西からは北よりの空気(青い矢印)が流入しました。青い矢印の方が赤い矢印に比して乾燥していますが、高気圧回りで入っているので充分湿り気は含んでいます。
その湿った空気同士が下層でぶつかると、これを収束といい、上に行くしかありません、上昇流の発生です。上昇流の中で空気中の水蒸気が冷やされて雲の素が出来、積乱雲が発達するのです。地形による上昇流ではないので、予測が難しいのは確かです。
明日午前9時の予想天気図です。台風10号が発生する予想ですが、直接の影響はありません。低気圧も本州から離れ、太平洋高気圧の勢力が西から拡大して明日は広く晴れます。
大雨の後は猛烈な暑さがやって来ます。太平洋高気圧にすっぽりおおわれるパターン(金曜頃~)に向かい連日の晴れ、連日の35℃超え猛暑日予想です。特に週末土日は37℃予想で体温を超える暑さに。予測範囲に入る確率は80%ですが、この上限を見ると、土日は39℃になる可能性もあるのです。
明日の立秋には「高温注意情報」発表中。この期間に対して「高温に関する気象情報」と「高温に関する異常天候早期警戒情報」が発表中で、健康管理や農作物の管理をしっかり。
特別警報の運用や注警報のレベル化等の話がありましたが、暑さ対策に関する情報も種類が多くてわかりにくいかもしれませんね。
これからも複雑な気象情報をわかりやすくお伝えできるように精進して参ります。ではまた明日!
おまけ:「スイッチ!」での記念撮影です。収納王子コジマジックことオーケー小島弘章さんと10年ぶりに再会しました。10年前はお互い気象予報士でもなく、収納の専門家でもなかったのです。辞めずに続けてきたからこその感慨深い再会でした。