「きにナール」と明日午前中晴れて暑いが午後は雨!
今日の最高気温、名古屋38.4℃、岐阜38.1℃、津36.6℃と各地平年より5~6℃高い値で名古屋は今年最高値を記録。多治見は今日日本で1番高い値でした。ちなみに8月12日最高気温の記録を塗り替えた高知県四万十市江川崎は36.2℃でした。
東海テレビ玄関前、午後5時頃のお天気ボードです。まだ36℃。
岐阜は今日で16日連続の猛暑日で1942年と1995年の記録と並びました。岐阜県内では2010年に多治見で記録した18日連続が最長です。全国では大分県日田市の22日連続、鳥取市と京都市の19日連続があります。
今日は「きにナール」のコーナーにも出演させて頂きました。写真は名古屋地方気象台の露場、様々な観測機器が設置されています。例えば温度計なら、1.5mの高さに設置するとか、直射日光の影響を受けないようにする、風通しを良くする、周囲の建物や樹木から距離を離す、照り返しを緩和するために地面は芝生に等々、様々な設置時の考慮事項があります。こちらは理想的な設置環境といえます。
写真は今年41℃を記録した江川崎と2007年に40.9℃を記録した多治見のアメダスです。写真はありませんが、熊谷も含め理想的な設置環境とはいえないようです。
2010年9月に京都府京田辺市のアメダスでその年の最高気温39.9℃を観測、9月の観測史上最高値でもありました。アメダスは無人観測システムですが、何とつる性植物が巻き付いていたのです。
風通しが悪くなり高温を計測してしまったとして、この観測記録は取り消されています。その年の最高気温は繰り上げで多治見の39.4℃となりました。
この問題によりその年、1277カ所の観測所の緊急点検が行われ、計15カ所で観測環境不適切と判断されました。当時、江川崎や多治見は問題ありませんでしたし、現在の状況を鑑みても設置環境が理想とは遠いというだけで41℃の記録取り消しはないです。
暑さを競っているわけではありませんが、「江川崎41プロジェクト」など四万十市のフィーバーぶりを見るにつけ、「日本で1番暑い町」の看板返上を「うながっぱ」始め悔しく思っている方もいるでしょう。果たして高知県四万十市は本当に日本で1番暑いのか。
こちらが最高気温のベスト5です。気温は10秒毎に観測されています。最高気温は1回の観測でもその値に達すれば良いわけです。では各地のこれら最高気温が観測された日の24時間平均気温を比べたらどうなるか。
多治見の皆さん、江川崎は4位ですよ。あっ、熊谷に負けてました。すいません・・・。
向こう1週間は太平洋高気圧の勢力弱まり、さすがに40℃を超えるようなことはなさそうです。週末の雨で猛暑日の連続記録も途絶えそうです。とはいえ、やはり平年より高い気温が続き、厳しい残暑です。くれぐれも申します。気象庁の気温観測は暑さ比べではありません。熱中症に充分注意してください。煽っといてすいません。
午後6時のレーダー画像です。今夜も局地的雷雨の可能性ありましたが、午後8時過ぎ東海3県の注意報は全て解除されています。注警報の最新情報は気象庁HPにて確認願います。
明日金曜の午後から明後日土曜にかけて雨に。岐阜は降り始めも早めで雨量も多めとなりそうです。
明日午前9時の予想天気図です。日本海上に再登場の秋雨前線に吹き込む暖湿気の影響で日本海側、北陸で大雨。東海や中国でも大雨になる所がありそうです。予想される最大1時間雨量は注意報レベルですが、充分注意が必要だということです。ただし、ダム周辺にはしっかり降って欲しいものです。
最後に今日の空。名古屋市中区、昼前の晴天です。
最後の最後に今日のゲスト、ピアニスト村井秀清さんと記念撮影。元高校球児でピアニストなんて素敵。ではまた明日!