天日の恵み、前野洋三さん

知多半島の豊浜漁港のすぐそばに

店を構えて八十余年の「竹米商店」は、

当代の前野洋三さんのおじいさん「米吉さん」とお父さん「竹蔵さん」の

名前に由来する屋号。

 

PICT0521.JPG

 

食べてびっくり、干物の概念が変わる!!

しっとり絶妙の干し加減で、

多くの人の舌を魅了し続けています。

魚を捌く時から天日乾燥で仕上げるまで、

太陽の加減、気温、風の状態・・・

全ては前野さんの勘が頼りの手作業です。

 

PICT0520.JPG

 

一番人気は、地元でメジロと呼ばれる「アナゴ」

表現は難しいですが、生でもなく、いわゆる「干物」でもない・・・

"竹米"だけの味なんです。

他にも、カマス・アジ・カワハギ・フグ・・・

 

PICT0515.JPG

 

長年のお客さんも多く、リクエストに応えるべく

"伊勢エビ"まで干物にした事もあるそうです。

ある意味作業は、天気任せという面もあり、

晴天で忙しい日は相次ぐ注文に応えるため、

息つく間もないほどです。

そんな前野さんは、気分転換の達人でもあり、

仕事の合間を縫って、自慢のボートで庭先である伊勢湾に出て、

獲物を探します。

 

PICT0524.JPG

 

これからもどんな干物が登場するのか、

楽しみです!

みんなのニュースONE