毎週土曜よる11時40分

SPECIALスペシャル

遠藤憲一「ヤバい作品が出来上がりました」
アラカン初のラブシーンでまさかのポロリ⁉
『それぞれの断崖』制作発表

今週土曜日8月3日の夜に放送がスタートする遠藤憲一主演のドラマ『それぞれの断崖』。その制作発表が先程、都内のホテルで行われた。

本作は、少年事件をきっかけに崩壊する家族とその再生、そして憎しみと怒りを抱えながらも加害者の母に惹かれてしまう被害者の父、その2人の禁断の愛を描く人間ドラマ。

制作発表には、主演の遠藤憲一、田中美里、田中美佐子が登壇し、まずはそれぞれの役柄と意気込みを話した。

エンケンいわく「ヤバい作品が出来上がりました」

中学生の息子を殺害され“被害者の父”となる主人公の志方恭一郎(しかた・きょういちろう)を演じる遠藤憲一は「コンプライアンス厳しいこの時代に真逆のヤバい作品が出来上がりました。そのうえ、まさか58歳になって恋愛を本気でやる役が来るなんて思ってもみなかったんで、すごく照れ臭いのと、ちゃんとやんなきゃという気持ちがごちゃ混ぜの中でやっています。今3人そろって壇上で平気な顔をしていますけど、撮影現場で3人そろうといたたまれない気分になっています。それだけ女優陣が役にがっつり入っちゃって、すごい状態になっています(笑)」。

次に、遠藤演じる被害者の父と禁断の愛に堕ちる“加害者の母”の八巻はつみ(やまき・はつみ)を演じる田中美里は「台本を1ページ1ページめくるたびに、これでもか!これでもか!と展開がすごい。ドラマチックでもあるが私自身の役は色々と複雑な役なので繊細に演じていきたい」。

続いて、遠藤演じる志方の妻の志方雪子(しかた・ゆきこ)を演じる田中美佐子は「こんな人は世界に一人もいない、こんな話は絶対無いという話だと思っていたが、実際やってみると“あってもいいかな”という内容で、見ていると結構リアル。毎日心臓バクバクで演じています。見ていたら絶対面白いと思うストーリーです」と話した。

キスシーンの前にやっちゃった⁉まさかのポロリまで!

そしてアラカンにして初ラブシーンに挑んだ遠藤。撮影中のエピソードとして「キスシーンの前に“やっちゃったシーン”から撮ったんですが、苦労したのは“そのシーン”が見苦しくならないようにと。カメラマンや照明さんにも協力してもらって、激しくも美しく見えるように撮ってもらいました。でも俺がカーッとなり過ぎてブラジャーまで外しちゃって」と言うと、田中美里が「ポロリとなっちゃって」とポツリ。そこに田中美佐子が「おっぱい見えたの⁉やりすぎだよ!」と突っ込むと会場は大爆笑に包まれた。

そのラブシーンについて田中美里は「そういうシーンは色々と(決められた)動作があるので格闘技みたいな感じです」と話した。また「はつみとはどうゆう女性なのか。シングルマザーという母親の面、仕事としてのホステスの面、志方との恋愛の面、満との母親の面、普通の女性の面と色々な面を見せなくてはいけないので大変。とにかく志方さんに中身で好きになってもらえるように演じたい」と話した。

田中美佐子に怒られ、遠藤マジ泣き⁉

ドラマでは遠藤を巡り対立する田中美里と田中美佐子。その対立シーンについて田中美佐子は「台本を読むのも嫌になるぐらいだった。でも、遠藤さんが“彼女を好きになった”と告白し、私が泣くシーンでは(カット後に)毎回“ごめん”て来てくれて優しかった。でも、本番で私が怒ったら、泣いちゃったんだよー」と台本に無いのに涙を流した遠藤を指さした。その理由として「昔、奥さんに怒られたのを思い出して」と語った遠藤。またも会場の笑いを誘った。

また、制作発表ではサプライズゲストとしてCHEMISTRYが登場! 3人のキャストが見守るなか、本作のために書き下ろしされた主題歌「Angel」を歌い上げた。エモーショナルな曲と歌詞と、2人の熱唱に会場全体が酔いしれた。本作の第1話を見たという感想として堂珍が「予測のつかない人生のなかで、やり場のない気持ちが激しく交差するドラマだと思った」と語ると、川畑は「すごい展開でこの先が楽しみ。自分たちの主題歌が流れた瞬間、楽曲としてドラマに参加できたことが嬉しかった」とコメントした。

最後に遠藤が「冗談も色々言いましたが(笑)底辺にはデリケートな少年犯罪の被害者・加害者というものがあります。また、最後にはそれぞれのキャラクターがそれぞれの着地点を見つけ、心の中で大きな成長や飛躍を遂げると思いますので、最後まで見ていただければと思います。とにかくドラマチックなものが毎回色々ありますので、毎週のぞき見してください!」と熱くメッセージを送った。