「令和」を迎え2日目の5月2日。名古屋にあるロフトでは…。

(リポート)
「ありました。令和グッズ。シールにカレンダー。こっちにはジグソーパズルもあります」

 令和関連のグッズを集めた特設コーナーでは、早速購入する人の姿がありました。

中2女子(平成17年生まれ):
「令和のクリアファイルとノート。大きく書いてあるので(友人に)すごいでしょみたいな感じで見せたい」

日系ブラジル人男性(平成4年生まれ):
「令和のグッズを探しに来ました。カレンダー買いました。飾ってかっこいいなと思って、漢字がでかかったので」

 4月初めから種類は増え、現在およそ20種類の「令和」グッズが販売されています。

 中には「令和」の文字とともに幕開けを象徴するような日の出をあしらった扇子や、「令和婚」と「令和ベビーの誕生」を知らせるポストカードまでありました。

■改元の瞬間から“初しぼり”スタート

 一方、名鉄百貨店…。

(リポート)
「ラベルに令和と書かれたお酒があります。中でもこちらは新元号初絞りです」

「令和」を記念した日本酒が並ぶ中、注目は大きく「令和」と書かれた「蓬莱新元号初しぼり」。岐阜県飛騨市内の一部店舗を除き、令和2日目の2日発売です。

 製造したのは名古屋から北におよそ120キロ離れた、岐阜県飛騨市古川町の渡辺酒造店。

 1日午前0時、「令和」初日を迎えた瞬間に、作業をスタート。酒米・山田錦を100%使い発酵させたものを「初搾り」。搾って出した酒をさらにろ過して「令和」初日に瓶詰めしていました。

渡辺酒造店 渡辺久憲さん:
「最高に新鮮な日本酒で皆さんと乾杯したいです。新時代に最も新鮮でフルーティーな非常に芳醇な味わいです」

 1日朝、地元の皆さんに見送られながら全国へ…。そして、2日に名古屋の名鉄百貨店に届いたというわけだったのです。入荷は2万本のうち、たったの24本!金額は720ミリリットルで2463円です。

女性:
「お婿さんから頼まれた。ありがたい感じがしますね。しばらくは神棚に置いておく」

家族連れの母親:
「昨日搾ってもう並んでいる、よく間に合ったなって。そんな簡単にお店に並ぶのかな」

男性:
「家族とか親しいものが集まった際に場が華やぐかなって。そういう場面で使いたい」

 中には中国からのお客さんも…。

中国人女性:
「記念として買いたい。中国ではもうなくなったので、日本の改元は新鮮です。中日友好を願います」

 記念すべき令和初搾りの蓬莱は、一部のスーパーで販売しているほか、渡辺酒造店に直接電話することで購入できます。

■『新元号さんいらっしゃい!』

 また、元号が「令和」に変わった1日もお客さんで賑わっていた東区の「や台ずし」。

 寿司を手頃に楽しめ、新鮮なマグロもなんと1貫99円!。ここで「令和」にまつわるキャンペーンが行われていました。

 店に入ってきた男性グループが注文の際に出したのは、「免許証」。

店員:
「新元号さん、いらっしゃいました~!」

 や台ずしが始めたキャンペーン「新元号さんいらっしゃい!」は氏名に「令」か「和」の漢字が入っていれば、グループ全員の1杯目のドリンクが「タダ」になるんです。

 や台ずしなどの店で新元号を予想するキャンペーンを行ったところ、5500件を超える応募の中から見事「令和」と当てた人が1人出ました。

 このため改元のお祝いも兼ねグループ5つの店全てで「一杯無料キャンペーン」を8日まで実施することに。

ヨシックス伊達さん:
「最初令和のときといえば、あの店でタダで1杯目飲んだよなって、どこかに残ってもらえるとありがたい。どんどん来ていただいて、どんどん無料で乾杯して頂ければと思います」