藤井聡太棋聖が20日、最年少での二冠を獲得し、地元・愛知県瀬戸市の商店街も歓喜に沸きました。

(リポート)
「まだまだ対局中ですが、商店街のお店では早くも王位獲得を祝う垂れ幕が準備されています」

書かれていたのは「祝・王位・藤井聡太」。瀬戸市のロゴマークをオマージュしました。

商店街の人たちが集まって、19日からすでに準備を始めていたといいます。少し気が早くはありますが…。

垂れ幕を準備する女性:
「勝つと信じて準備をしています」

垂れ幕を準備する男性:
「いまのところ全部掲げているからね、書いたやつは。(事前に)準備したものは全部使われていますね」

女性:
「ダメになったことないですから、だから準備しちゃうんですよね、前もって」


そして、くす玉まで登場。しかし、勝ってほしい思いが強すぎたのか、勢いあまって割れるハプニングも。早くもお祝いムードの商店街。

なかには、こんな店も…。

商店街の呉服店に飾られている反物。

これは、藤井棋聖が着ているこの羽織と同じ生地です。「さらり」という大島紬の生地で、3年前から販売しているといいます。

(リポート)
「確かに名前の通りさらっとしていますね。フワッと肌を包みこんでくれる感じがありますね」

和の美 あつみの代表:
「メーカーさんから電話が入りまして『今回、藤井総太くんが着てくれることになりました』という連絡があったんですよ。今までほとんど女性の方に販売をさせていただいていたので、男性の着物ファンに人気が出ると思いますね。自分も欲しいくらいです」


この店で仕立てたわけではないそうですが、「藤井棋聖とお揃い」をプッシュします。

Q.この生地の羽織の藤井棋聖はどうですか?

和の美 あつみの代表:
「かっこいいですね、本当にかっこいいです。ぜひ今日は勝っていただきたいと思っています」

そして午後5時過ぎ、藤井棋聖の勝利が決まるとくす玉が割られ、拍手で偉業を称えました。