御朱印で有名な名古屋市北区の神社での賽銭泥棒。犯行の瞬間をライブ配信のカメラが捉えていましたが、警察署に出頭してきた男2人が逮捕されました。

(リポート)
「午後9時前です。男が警察署に来ました。知人でしょうか、付き添われて入っていきます」


 15日夜、愛知県警北署を訪れたメガネとマスク姿の男。実は賽銭箱のお金を持ち去った、罰当たりな「賽銭泥棒」の容疑者でした。

 住所不定・自営業の松田幸四郎(22)容疑者。すでに出頭していた名古屋市北区の家事手伝い・矢野雄也容疑者(21)と共に逮捕されました。

 10月10日未明、名古屋市北区の別小江神社に設置されたカメラの映像には、2人の男が賽銭箱へ近づいてくる様子が…。2人は工具を使って賽銭箱にくくりつけてあるチェーンを外し、手際よく移動させています。

 そして、賽銭箱からお金が入っている部分を取り出すと、そのまま持って立ち去っていきました。しかしその後…。

別小江神社の禰宜:
「1人の方からお電話をいただきまして、『今から警察の方に出頭する。申し訳ございませんでした』ということで」


 矢野容疑者が13日に、松田容疑者が15日夜にそれぞれ出頭し、逮捕されました。

 2人は10月10日未明、賽銭箱からおよそ3万円を盗んだ窃盗の疑いが持たれています。

別小江神社の禰宜:
「賽銭泥棒といっても窃盗でございますので、罪は罪でございますので、軽い気持ちでお賽銭を盗んだらこうなるんだよ、神様はちゃんと見ているんだよと。罰は当たるということで、抑止力になればいいんじゃないかなと」

 今後の2人について尋ねると…。

別小江神社の禰宜:
「しっかり反省していただいて、いずれ神社の方に、神様の方に謝りに来てほしいなと思っております」

 警察は、2人の認否を明らかにしていませんが、犯行のいきさつを詳しく調べています。