緊急事態宣言の再発令に伴い、テレワークが推奨されていますが、家ではなかなか仕事がはかどらないという人もいるのではないでしょうか。

 皆さんどこでテレワークをしているのか探してみると、意外なところで快適に仕事をする人を見つけました。

 名古屋の大須商店街にあるビルの一室。

(リポート)
「たくさんのボトルが並んでいます。このバーの座席にパソコンを広げている方がいらっしゃいますね」

 ムーディーなバーでパソコンに向かう男性の姿。大須の万松寺が運営する「万松寺バー」です。

 急事態宣言の再発令による時短要請を受け、お昼の12時から夕方の5時までのテレワークプランを始めました。

 すぐに常連になったというプログラマーの男性。

利用する男性:
「落ち着いた雰囲気の中でできるので、重宝させていただいています」

 バーだけあってテーブルの上にはなんとワインも。料金は1時間1000円で、お酒やおつまみ、スイーツなどからお好きな一品を選ぶことができます。

万松寺の住職:
「コミュニケーションをとる場所としてだけでなく、お仕事をしていただける場所に開放するのも、1つの良いアイデアかなと思ったので」

 一方、名古屋市内にあるコンフォートホテルでは、大きな画面でオンライン会議。

 このホテルではテレワーク応援プランとして、午前8時から午後8時までの12時間、Wi-Fi完備の部屋を4200円で借りることができます。

マネージャー:
「1回目の緊急事態宣言下で、お部屋を余らせておくのがもったいなく、日中での販売を開始いたしました」


 デイユースプランでは、1階のカフェで無料のコーヒーを飲んでリフレッシュ。午前8時から9時半までにチェックインした人には、ビュッフェスタイルの無料の朝食もついてきます。

マネージャー:
「1日に5名から10名ほどのお客さまにご利用いただいております。駅から近いというのも選ばれている理由かと思います」


 さらに、全国に展開するビッグエコーでは、すべての店舗でテレワーク用に1時間500円で部屋を貸し出しています。

 2017年の働き方改革を受け、一部の店舗でスタートしたこのプランですが、コロナ禍で利用者は去年の10倍以上に。

 20種類あるソフトドリンクを好きなだけ飲みながら、完全防音の静かな部屋で仕事もはかどりそうです。また店舗により値段は違いますが、カラオケ用に部屋を借りるより1時間でおよそ300円安いテレワークプランでは、カラオケの使用はできません。

 しかし仕事を終えた後、新たに料金を払いストレス発散をする人も多いそうです。

店の担当者:
「テレワークの際に、ご自宅にお子さまがいてうるさくなっちゃうとか、そういうお客様にはいい環境なのかなと」