5月15日に配信した、愛知県刈谷市の「お城」のような住宅について、配信サイトのコメント欄などで、作った住人の大工さんを称えたり、「建設費用」「家族の反応」「内装について」など様々な疑問があがったため、改めて「城主」の男性を取材しました。

 愛知県刈谷市で見つけた「天守」のような建物。屋根にはシャチホコまで乗っています。

 主は大工の山口敏尚さん。40年前、10年かけて自宅にお城を作りました。

山口さん:
「作ったことがないもんで、1回どこかで作りたいなって。お客さんの注文がないもんで、それで私が作っちゃった」

 城は3階建てで、現在は物置として使っています。はしごで上まで登っていき廻縁に出ると、辺りを一望できます。

山口さん:
「小さい時からお城は好きだから、いつかは建ててやろうかなと。(地元)小垣江のシンボルだと思ってさ」


 そして今回は、気になる内部もしっかりと見せてもらいました。見上げると、立派な梁もあります。

 さらに山口さんは、父親がお茶が好きだった影響で「茶室」も作りました。

「お城」の建築費用が気になりますが、「かなり前のことでよく覚えていない」ということでした。

 また家族の反応について、山口さんの奥さんは「職人だから好きなことをさせてあげたかった」と反対せず、一緒にお城を建てる手伝いもされたということです。