「熱中症警戒アラート」は2021年から全国で運用が始まった新しい指数で、都道府県等の地域ごとの暑さの厳しさを示すものです。

「暑さ指数」が33以上と予測されると、前日の午後5時と当日の午前5時に発表されます。「暑さ指数」とは、「気温」「湿度」「日射量」の3つから算出される指標です。「気温:湿度:日射量」が「1:7:2」の割合で重視され、算出されます。

 環境省のデータによりますと2011年7月6日と7月9日は、東京の最高気温は32.5度で同じでしたが、湿度の最小値は6日が41%、9日が56%で、熱中症での搬送数は6日が50人、9日が94人と、2倍近い人数となりました。

 湿度が高いと汗が蒸発しづらく、熱が逃げにくくなり熱中症になりやすくなります。そのため、湿度は熱中症警戒アラートでも重視されています。

 熱中症警戒アラートが発表されたら、下記のような熱中症予防行動をとりましょう。

1.冷房などを利用して暑さを避ける
2.適宜マスクを外す
3.こまめに水分を補給する
4.睡眠をしっかりとるなど健康管理をする
5.暑さに備えて体づくりをする