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ポスター撮影

2016.08.15

 このHPのトップページで見ることが出来る鈴木保奈美さんのワンショットは、当ドラマのポスターと同じもの。着飾った鈴木さんの横顔を切り取ったデザインはシンプルだからこそ、鈴木さんの美しさが際立つデザインと言えるのではないでしょうか。

 鈴木さんが演じる土井は広告代理店勤務という仕事柄、パーティーに行くことも珍しくないはず。ポスターはまるで、その道すがらのような佇まいです。

 光沢のあるトップスに、手にはパールが全面に施されたクラッチバッグを持って。ゆるくまとめた髪もほどよくこなれた雰囲気。アクセサリーが大粒のパールの耳飾りのみというのも、大人の潔さを感じさせますよね。

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 ポスター撮影が行われたのは、本編の撮影が始まった翌日のこと。その一つ一つに品格を感じさせるアイテムを身にまとった鈴木さんが現場に現れると、さっそく写真撮影が始まりました。

 スタジオにあるのは、イスとテーブルと照明だけ。最初はイスに座り、テーブルに手をついて写真を撮っていきます。鈴木さんは顔をゆっくり左右に動かし、ときに上下させることも。ベストポジションを探りつつ、撮影は進行していきます。表情もどこか物憂げだったり、強い意志を感じさせるものだったり。クラッチも微妙に持つ位置や角度を変えて調整します。パソコンのモニターに撮った写真が瞬時に表示されましたが、確認するとクラッチは思った以上に高めの位置で持つほうが映えることが分かりました。

 ポスターでは何を見つめているか、思わず聞きたくなるような目線が印象的。現場で見ていると、目線をわずかに変えただけなのに、映し出されるものがガラリと違う雰囲気になっていました。

 その後、鈴木さんはデスクを離れてイスに座ったまま撮影し、その次に立ち上がって撮影。シチュエーションの変化はたいしたものでないのに、写真には確かに変化が出ることにも驚かされました。

 撮影に要した時間は30分ほどだったでしょうか。鈴木さんはまばたきをほとんどせず、カメラのフラッシュを浴びていました。大変なことをサラッとこなす鈴木さんに、土井に通じる"ハンサム"な一面を重ねた記者でした。