三浦海岸で、さまざまな事情から実の親と暮らせない子どもたちの面倒を「たんぽぽ農場」で見ている北山(渡辺いっけい)。彼は千葉で自分と同じような活動をパン屋「かぼちゃハウス」で行っている二見(モロ師岡)から、子どもたちに農業を教えて欲しいと頼まれる。
北山が現地を訪ねると、「かぼちゃハウス」は閉店していた。けげんに思う北山だが、二見が詐欺を働き、姿を消したことが分かる。施設で暮らす子どもたちも明日にはここを出て行かなくてはならないという。
施設一ケンカが強い、翔太(須賀健太)は近所に住む女子高生の蒼(須田アンナ)に好意を抱いていたが、今後は彼女と会えなくなると思い、落ち込んでいた。
北山は二見が施設の資金などに手をつけていないことを知る。二見はきっと「かぼちゃハウス」に戻ってくるに違いない、と確信した北山は二見が戻るまで「かぼちゃハウス」の面倒を見ることに。しかし以前からこの施設のことを快く思っていなかった大家のマツ子(柴田理恵)から、「かぼちゃハウス」を存続させるために、ある約束をさせられてしまう。