北山（渡辺いっけい）たちはやっとの思いでパンの販売を再開させるが、客はいっこうに来なかった。やがてその理由が判明。みんなで貼ったポスターに、蒼（須田アンナ）への悪意ある言葉が書かれ、さまざまなインターネットのサイトにも「かぼちゃハウス」や蒼に対する誹謗中傷が書き込まれていたのだ。
　自分がいると「かぼちゃハウス」に迷惑がかかる。そう思った蒼は早朝、施設を出て行こうとする。しかし、蒼を気にかけていた浩樹（柾木玲弥）がそれを止める。勢いに駆られ、蒼に恋の告白をしようとした浩樹だが…。
　蒼の行動が「かぼちゃハウス」のメンバーに知れ渡る。北山は蒼に自分の身に起きた悲劇から逃げたとしても一生つきまとうと話し、目を背けることなく生きて欲しいと訴える。その言葉は蒼だけでなく他の子どもたちに向けての言葉でもあった。
　蒼の事件から数日後。店には少しずつ客が来るようになっていた。仁（浅香航大）は克巳（尾関伸嗣）のもとを訪ねて「かぼちゃハウス」の近況を報告。仁の話を自分のことのように喜ぶ克巳と婚約者の美里（小林涼子）を見て、仁はうらやましくなる。