「かぼちゃハウス」のメンバーに自分の過去を知らせるつもりはなかった北山(渡辺いっけい)だが、蒼(須田アンナ)に「お前たちには関係ない、なんて言わないでください」と言われた事が胸にこたえていた。北山は子どもたちや加代(伊藤かずえ)を集め、13年前の出来事を打ち明ける。
北山の話に「かぼちゃハウス」のメンバーは大きな衝撃を受ける。何が正しいのか。悪いのは誰なのか…。あまりにも重い宿題をもらったようで、誰もが答えを出せぬまま考えるしかなかった。
北山の話を聞いて以来、翔太(須賀健太)の心境にも変化が訪れていた。かつて傷害事件を起こした翔太は過去と向き合い、被害者男性への謝罪を決心する。
蒼とともに、大けがを負わせた相手がいる病院を訪ねた翔太だが、被害者が2年も意識を取り戻していないと聞き衝撃を受ける。
さらにこの男性に幼い子どもが二人いると知り、翔太は苦悩。浩樹(柾木玲弥)は翔太が少年院に入り、罪を十分に償っていると励ますが、蒼は、兄が傷害事件を起こした者の立場で意見を言う。
被害者とその家族に何か出来ることはないかと考える翔太は、彼らが金銭的に困っていると知る。すぐにでも金を稼ぎたくて、犯罪に手を貸してしまう。翔太は北山に理由を話そうとはしなかった。しかし、北山は蒼たちから翔太が事件の被害者とその家族の力になろうとしたことを聞かされる。
翔太や仁(浅香航大)に自分が背負った罪の償い方を教えて欲しい、と迫られる北山。克巳(尾関伸嗣)の婚約者であり、自分にとっては家族を殺された加害者の家族である美里(小林涼子)への複雑な気持ちをどうすることもできない北山は何も言うことができなくて…。